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DoorKeeperを利用するJavaコミュニティへ支援について

日本Javaユーザーグループ(JJUG)は、イベントコミュニティサイトDoorkeeperの利用料金を一括して支払うことで、日本のJavaコミュニティを支援する取り組みを行います。

2016年7月25日に「Doorkeeper料金体系の変更について」 という記事が公開され、利用の有料化がアナウンスされました。また、同日に公開された「主催者の皆さまにご利用料をお支払いいただく理由」 という記事には、

『主催者ご自身にDoorkeeperの運営費をご負担いただくことは、イベント主催者の気持ちに寄り添えない第三者の力を借りるよりも、最終的にはよりよいサービスに結びつくはずだと考えています。』

という理由が記載されています。

JJUGのページは5000人を超す方々が参加をしていますが、本件を受けてDoorkeeperを継続利用するか、それとも他のイベントサイトに移行するかについて話し合いをしました。結果として機能に対して価格が見合うものであるという判断からDoorkeeperの継続的な利用を決定しました。

一方で周辺のコミュニティからは「Doorkeeperからの移行を考せざるをえない」という意見も聞こえてきています。スタッフはボランティアであり、Doorkeeperの利用料を支払うための源泉がないからです。

もちろん、多くのコミュニティは企業からの支援で成り立っています。ただ、それは会場の無償レンタルなど金銭の授受を伴わない形態であることが大半でしょう。たしかにDoorkeeperの利用料は少額ですが、その肩代わりを依頼するというのは様々な側面から簡単なことではないと考えます。

JJUGもボランティアを基本としていますが、一方で、企業の方々にスポンサーいただき、会場レンタルをしてCCCという1000人規模の1日イベントを実施しています(次回は12/3予定)。JJUGのDoorkeeper利用料については、このスポンサー費をあてさせていただきます。

また、このスポンサー費の名目はJJUGへの支援だけではなく、広く「日本のJavaコミュニティへの支援である」と解釈しています。よって、JJUGだけではなくJavaコミュニティが利用するDoorkeeperへの支払いに当てることは問題ないと考えました。

そこで、Doorkeeperの利用を希望するJavaコミュニティについて、コミュニティオーナー権限をJJUGに集約し、その利用料を支払うことで支援を行いたいと思います。
なお、「コミュニティオーナーの変更」は、利用料の一括支払いをするためのDoorkeeperにおける機能上の表現であり、実質的なオーナー変更を伴うものではありません。所属するユーザーや管理者に変化はありませんし、運営にJJUGが関わることもありません。これまで通りコミュニティ同士の連携という関係となります。

以下の資格と条件を確認いただき、該当するコミュニティは、ぜひJJUGに連絡をください。Twitter @JJUG か、メール info[あっとまーく]java-users.jp へご連絡ください。

【参加資格】
・日本国内での活動を中心としているコミュニティ
・公式JUG(Java User Group)
・公式JUGを目指す団体、もしくは、それに該当するJavaコミュニティ
・JavaVM上で稼働する言語、フレームワークなどのコミュニティ

【参加条件】
・コミュニティオーナーをJJUGアカウントに変更する(これで支払いをJJUGが行えるようになります)

なお、本件についてはDoorkeeperの運営とも相談をして了解を得ております。Doorkeeperの利用料金はコミュニティ数ではなく「同時公開できるイベント数」に応じています。Javaコミュニティのイベントがたくさん開催されるのはとてもうれしいことですし、これによってスポンサーにもJavaコミュニティの活性化が行われていることの証明にもなります。ぜひ、たくさんのイベントを開催していただければと思います。