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基調講演-1 利用されるソフトウェアの創り方 -ITアーキテクトの役割を再考する-
ソフトウェアをいかに開発するか。とても大事なことですが、良いソフトウェアは利用されなくてはいけません。どうすれば利用されるソフトウェアを創ることができるでしょうか。ITアーキテクトの役割を通じて考えていきたいと思います。
湯本堅隆/ござ先輩(有限会社エフ・ケーコーポレーション)
鈴木雄介(日本Javaユーザーグループ/グロースエクスパートナーズ株式会社)
基調講演-2 2012年 Java 最新動向のご紹介
Java は過去から現在まで世界中の幅広い分野で使用されています。しかしながら、日本においては未だ最新の Java のイノベーションをうまく利用できていない所が多く見られます。今の Java を利用する事で開発生産性が向上するだけでなく、パフォーマンスも大幅に向上します。今後も Java を末永く使っていただくため過去から現在にわたって Java のトレンドがどのように変わってきたか、そして、今後どのように変わっていくのかについてご紹介します。
寺田 佳央(日本オラクル株式会社)
R1-1 今さら Coin、されど Coin
JDK7 から PJ Coin として導入された新しい言語仕様について、「できること」と「できないこと」を対比しながら、その利用法を紹介します。一部、どのようなバイトコードが生成されるかについても紹介します。
木村英一
R2-1 Javaプログラムの最適化・安定動作とJavaVMの関係
サーバから組込み分野まで、Javaは非常に広い範囲で利用されています。その大きな理由の1つは「メモリを気にしないプログラミング」で作ったプログラムが、「どこでも高い性能で動く」という点です。これらはJava仮想マシン内で動くJust-In-Time(JIT)コンパイラやガベージコレクション(GC)の恩恵によるものです。これらの仕組みによって、適当にプログラムを組んでも、そこそこの性能で動きますが、Java仮想マシン内動作を意識しておくと、より効率的で高性能なプログラムを作成できます。また、この知識は問題が発生した時に役に立ちます。本セッションでは、JavaプログラムとJIT/GCの関係や、日立におけるJavaシステム安定稼働に向けた取り組みなどをご紹介します。
小幡元樹(日立製作所横浜研究所)
R3-1 Spock’s World
Groovy 製のテストフレームワークSpockは、簡潔で表現力の高いテストコードを実装でき、Javaプロジェクトにワンランク上の開発促進力と品質をもたらすことができます。また Spock は JUnitの代替としても利用できるため、単体テストで利用したり、BDDでの機能テストに利用することで、テストコードの可読性・保守性向上に貢献します。このセッションでは、そんな Spock の魅力と具体的な導入方法や拡張ポイントについてじっくり解説します。
綿引琢磨(株式会社デライトテクノロジーズ)
R1-2 ジェネリクスの基礎と応用
Javaのジェネリクスの基礎:ジェネリクスの概念、構文について
クラス設計への応用:ジェネリクスを用いたクラスの実装例
Java8 でのジェネリクス
なぎせ ゆうき(java-ja/北陸エンジニアグループ/株式会社Abby)
R2-2 クラウド時代のSpring Frameworkの新たな試み。~Spring Dataの全貌~
Javaを中心としたエンタープライズアプリケションは、新たな課題を抱えています。それはクラウド時代になって、アプリケションがRDBを中心としたデータアクセスだけでなく、NoSQLへの対応も求められており、その要求は直接、アプリケションフレームワークのあり方についても変革を余儀なくされています。Spring Frameworkは、この課題にチャレンジするために新たなイニシアチブのもと、RDBだけでなく、Neo4j,MongoDBなどのNoSQLにも対応した一貫したデータアクセ スの抽象化を提供するフレームワーク、Spring Dataを開発いたしました。今回、このSpring Dataについて、全貌を把握するために、代表的なSpring DataプロジェクトであるSpring Data-JPA,Spring Data-MongoDB,Spring Data-Redisについてご紹介いたします。
池田俊彦(VMware)
R3-2 Scalaの内部実装
Scalaの内部実装について話します。具体的には、lazy val、trait、関数オブジェクト、objectなどです。Scalaを使うユーザーは、知らなくてもよい部分ですが、知っていると役に立つこともあります。また、Javaユーザーでも「シングルトンオブジェクトを、スレッドセーフかつ効率良く生成するためにはどうすればよいか?」 という問題を聞いたことがあるのではないでしょうか?まさにそのような「シングルトンオブジェクトの生成」をScalaは裏で行なっています。このように、Scalaの内部実装を探ることは、Scalaを使わないJavaユーザーにとってもJVMの知識が身につく面白い領域だと思います。
吉田憲治
R1-3 JavaFX 8.0って何だ!!- JavaFX 最新情報 –
現在リリースされている JavaFX 2.2 の次のバージョンは何と JavaFX 8.0! というのも、来年リリース予定の Java SE 8 で、JavaFX が Java の標準のGUI ライブラリになるため、Java SE のバージョンにあわせたからです。そこで、来年リリースされる JavaFX 8.0 の最新情報を一足早くご紹介します。
櫻庭 祐一(日本 JavaFX ユーザグループ)
R2-3 JavaOne の裏番組で語られた Oracle Cloud などなど
JavaOne と同日/同エリアで Oracle OpenWorld も開催されていたこと、ご存知 ですか? JavaOne に目を奪われていた隙(?)に語られた、オラクルのクラウドの 取り組みの話やその他もろもろ、まとめてご紹介します。
杉達也(日本オラクル株式会社)
R3-3 テストコードのリファクタリング
テストコードは、開発が続く限り、メンテナンスし続ける必要があります。しかしながら、テストコードは、プロダクションコードに比べて冗長になりやすく、技術的負債が累積しがちです。本セッションでは、増えるテストコードを、整理し、可読性を高めるテクニックについてお話しします。テストコードに適したリファクタリングを行うことで、テストコードの保守性を高め、テストケースの追加もやりやすくなるでしょう。
渡辺修司(札幌Javaコミュニティ/株式会社エスプランニング)
R1-4 Java プラットフォームにおける HTML 5 対応 !!
HTML 5 は今後非常に重要になってまいりますが、来年登場する エンタープライズ Java における HTML 5の取り組みとその周辺技術(WebSocket, SSE, JavaScript)について最新動向をご紹介します。
寺田佳央(日本オラクル株式会社)
R2-4 Javaを使用したSaaS型ECプラットフォーム「えびすマート」開発の概要
2010年より弊社は自社開発のECパッケージをASP化してSaaS事業に参入しました。ASP化によって柔軟性を犠牲にすることを避けるため、機能面においては独自にクラスローダーを作ってクライアントごとにプログラミングできるモデルを採用し、デザイン面においてはMayaaベースのテンプレートエンジンを採用して各業者様との連携を進めています。最近では高パフォーマンス対策に力を入れています。3年間の開発の現場であったこと、Javaに関連する技術トピックなどを発表したいと思います。
石上晋(株式会社インターファクトリー)
R3-4 WGPによるHadoopの可視化ソフトウェアをオープンソースで公開しました
Hadoopの障害を解析するには大量のログファイルを調べなければならず、手間がかかります。それを解決するため、MapReduce Jobの実行状況やHBaseのRegion情報等を、WGP(Web Graphical Platform)を用いて可視化するソフトウェアを開発し、オープンソースで公開しました。このソフトウェアを実際に使って様々なMapReduce Job やHBaseクラスタを可視化した結果をご紹介します。
落合雄介(Acroquest Technology 株式会社)
BOF1-1 Twitter4Jのプロモーション戦略
今では広範に利用されているTwitter4Jをいかにしてプロモートしてきたかを解説します。
まったく資金のない状態から始め、デベロッパに認知してもらい、コミュニティを構築し、デファクトスタンダードとなるまでの課程は既存の商用・非商用を含むソフトウェアプロジェクトを普及促進させたい方、これからオープンソースソフトウェアプロジェクトを立ち上げる方の参考になることと思います。
山本 裕介(Twitter4J.org)
BOF2-1 JSR 310 “Date and Time API” への招待
JDK8 から新しい日付・時刻 API、JSR 310 が追加され、JDK1.1 から動きのなかったJDKの日付の扱いが大きく変わろうとしています。これまで JSR 310 に Observer として関わってきた立場から、新APIの勘どころをお伝えします。。
蓮沼 賢志(GlassFishユーザー・グループ・ジャパン)
BOF1-2 作って学ぶデータベース ~まずスモールデータから始めよう~
最近ビッグデータが花盛りです。しかし、ビッグデータを扱うには、小さいデータを確実に扱えることが重要です。そこで、このセッションでは、2000行程度の小さなデータベースエンジンの作成過程をもとに、リレーショナルデータベースの基本を勉強していきます。
きしだ なおき(Javaコミュ@九州)
BOF2-2 Raspberry PI on 〜Java 25ドルPCでNot PI Do Java〜
ARMベースの25ドルPC Raspberry PI。その名のとおりPythonでの利用が推奨されていますが、Javaでも十分に使えます。Raspberry PIの低いスペックでも十分に動作させることを考えて、どのようなJavaの使い方があるか紹介したく思います。
1.Raspberry PIとは
2.JamVMを使ってみる
3.JamVMを使ってJetty,H2 Databaseなど軽いアプリを使ってみる
4.Node.jsを使ってみる
太田 昌文(Project Pid0.org)